先ほど、香港からのお客さまが帰り、とりあえずこの夏の運営は一段落した。今後の予約もボチボチ入っているが、とりあえずここで今シーズン(7月〜9月)の宿泊統計をまとめてみる。
過去の統計はこちら。
Airbnbに加えて、昨年からBooking.com にも掲載するようにしたが、予約が入りやすいものの、ドタキャンが多いので、運営をやめた。
Airbnb一本に絞った方が管理もしやすいし、宿泊費の徴収もしてくれ、さらには手数料も安いし、運営費を振り込む手間もない。
予約数は減るが、キャンセルも少なく、今後もしばらくエアビー1本に絞っていくつもり。(HomeAwayにも登録してみたが、予約は入らず。)
・今シーズンは16組、45人に利用していただきました。今までは香港人の利用率が40%くらいだったが、今年はたった2組。理由は、次の3点が考えられる。
- 3年くらい前の香港からの直行便開港による石垣島観光者が一巡。
- デモによる観光ムードの萎縮
- 石垣島の民泊が昨年の1.5倍になり、競争が激化した。
・他は1組がフランス、1組がアフリカ(日本人)、11組が日本だった。日本人は日本語が通じるので(当たり前か)、説明が楽で助かる(笑)。
・今年から日本人宿泊客への差別化として、空港への車の送迎無料、車の無料レンタルをはじめた。ほとんどの人が使ってくれた。事故を心配したがなくて良かった。1件、車のエンジンがかからなくなるというトラブルがあった。現在修理中。車が2台あるので対処できて良かった(ガソリン代を負担していただく都合、貸し出している間は自分は乗れない)。
・空港から不便なところにあるので仕方がないが、けっこう送迎の負担は大きい。たった1泊だと、連日空港に通うことになる。ガソリン代はお客さまに負担してもらうが、空港まで迎える分と、空港から帰ってくる分は含まれず、計算すると今シーズン5,000円くらいの損失。その分予約も増えただろうから仕方ないか。
・テラスを使ったバーベキューは5組。せっかくの設備なのでぜひ利用してほしい。設備と炭の使用料で1,500円いただいているが、時間もエネルギーも使うし、完全に赤字。だけど星空の下、石垣牛を炭火で焼く経験は味わってほしい。
・1日15,000円の石垣島観光にお連れしたのは1組。軽い観光は1組。1日一緒にいるといろいろなことを話せるし、より石垣島を深く知っていただける機会になると思う。

・せっかくの石垣島なのに、1泊しかされないお客さまが意外と多い(26%)。ぜひとも2泊以上して、石垣島一周やマリンスポーツ、離島観光を楽しんでいただきたい。
・うちのトイ・ブードルが良い外交官になってくれる。みんな可愛がってくれるし、犬好きな宿泊客が多い。

・家はファミリー対応なので、家族の宿泊客が多い。お子さんが初めて犬にさわったり、ヤギと触れ合ったりと貴重な経験をしてもらえることが多い。子どもとコミュニケーションをとるのは大人より(笑)楽しいし、この子たちが石垣島を気に入って大人になってもまた来てくれたらうれしい。

・台風によるキャンセルは2組。全部、または一部を返金することになるのでこれが一番イタイ。Booking.comでキャンセル料をもらえなかったのもあり、痛かった。夏の運営は台風キャンセルがあるのがつらい。
・近所にもエアビー運営宿があって、台風時にダブルブッキングとなってしまい、宿泊可能かどうか聞かれた。今後は民泊の横のつながりも深めていきたい。
・近日、掃除のワーキングシェアについてほかで運営している人と打ち合わせをする予定。
・先日聞いた話で、民泊運営者は「アンバサダー(大使)」的な役割をもつということに、とてもガテンがいったし、今日もテレビでは、「コンシェルジュ」という例えもあった。最近「民泊」という単語はネガティブな使われ方が多いが、家主居住型民泊はホテル宿泊よりも、ずっとその地域を深く知ってもらえる。台湾からのクルーズ船爆買い日帰りツアーとは対極に位置する。行政も民泊を問題視するのではなく、市民が石垣島のイメージ向上のために手を尽くしているんだから、温かく見守って逆に支援してほしいなぁ。
ゲストハウスほど濃厚な関係でなく、「必要な時だけお手伝いする」という家主居住型民泊。おすすめです。もしお子さんがいる家庭だったら将来外交的な性格になれるんじゃないかな。英語の勉強にも力が入るだろうし。
・Airbnb本社が近日、沖縄のミートアップというのを企画されるらしい。良い情報交換の場になると思うので、沖縄本島に足を運ぶつもり。